2025年8月8日から全国で放映が始まった味の素冷凍食品「ザ★シュウマイ」の新CM「母ちゃん、これ家でも食いてぇよ」篇。Travis Japanの松田元太さんが中華料理店でシュウマイと白メシを一心不乱にかき込むリアルな食べっぷりが、「咀嚼音が不快」「顔のドアップが汚い」という批判と、「食欲をそそる」「買いたくなった」という声に真っ二つに割れています。さらに「小栗旬さんじゃなくなったんだ」という世代交代への驚きの声も重なり、SNSでの話題は放映から数ヶ月経った今も続いています。

「母ちゃん、これ家でも食いてぇよ」篇とは?CMの内容と基本情報

企業名 味の素冷凍食品株式会社(本社:東京都中央区)
商品名 「ザ★シュウマイ」(味の素冷凍食品「ザ★」ブランド)
CM名 「母ちゃん、これ家でも食いてぇよ」篇(15秒・30秒)
キャスト 松田元太(Travis Japan/「ザ★」ブランド新イメージキャラクター)
放送開始 2025年8月8日(金)より全国で順次放映

CMのストーリーは、部活帰りの学生や子ども連れ家族で賑わうお昼時の中華料理店に、母親と暮らす20代の長男という設定の松田さんが入店。店内の客が皆シュウマイをガツガツ食べている熱気に包まれながら、熱々のシュウマイをひと口噛んだ瞬間に思わず目を見開き、醤油だれにつけた2個目を白メシと一気にかき込むというものです。口の中がいっぱいの状態で「おかわりください」と頼もうとし「おははひふははい」になってしまう場面も。最後に「母ちゃん、これ家でも食いてぇよ」と心の中で懇願すると、母親のナレーションで「食えるわよ、元太。味の素冷凍食品のザ★シュウマイ、買っておくわね」と返ってくる構成です。

味の素冷凍食品側のコメントによると、撮影は「本物の空気をそのまま切り取りたい」という思いから、都内の実在する中華料理店を使ったロケ撮影で行われました。赤いテーブル、年季の入った厨房、漂う湯気という本物の臨場感の中で、食べるカットは「ただひと口頬張るだけでうまさが伝わる表情を」という演出が施されています。

「不快」「汚い」「顔を映さないでほしい」——批判的意見と肯定的意見の整理

否定的意見:「咀嚼音が不快」「顔面ドアップが汚い」「イライラする」

  • 「シュウマイのCM、食べてる人の顔面ドアップがとにかく不快。ほっぺたパンパンに詰め込んでモグモグしてる映像、テレビで見たくない」
  • 「咀嚼音がリアルすぎてちょっと無理。食品CMなのに食欲が失せる方向に働くのは逆効果では……」
  • 「口の中でまだ食べてるのにまたかき込むシーン、食べ方として汚く見えてしまって受け付けない」
  • 「ずっと小栗旬さんが出てたCMだったのに、急に知らない若い子になってて違和感しかない。誰これってなった」
  • 「松田元太くん自体は好きだけど、あの食べ方をドアップで映す演出が好きじゃない。もっとスタイリッシュに撮れないのかな」
  • 「食品CMでガツガツ食べる映像ってどこも同じ感じで飽きた。シュウマイ自体は好きだけど、CMの演出にイライラしてしまう」
  • 「なんで最近の食品CMって咀嚼音を強調するの?ミソフォニア気味な私にはこういうCM本当につらい」


https://twitter.com/takeo19680907/status/2031709936347140192

ウサギさん
咀嚼音への批判、ミソフォニアの話まで出てくるのが今の時代らしいよね。食べる音への感受性が人によって全然違う中で、あれだけリアルに食べ音を出すのはある程度リスクを計算した上での演出だと思う。
カエルさん
「小栗旬さんじゃなくなった」っていう戸惑いも大きいよね。2017年から約8年間担当してきたから、もう「シュウマイといえば小栗旬」が定着してたわけで、急な交代に違和感を覚える人が出るのは自然だと思う。

肯定的意見:「食べたくなった」「リアルな食べっぷりが好き」「松田くんらしい」

  • 「ザ★シュウマイのCM見てたら無性にシュウマイが食べたくなってスーパーで買った。あの食欲をそそる演出、完全にやられた」
  • 「松田元太くんのあの無邪気に全力で食べてる感じ、めちゃくちゃ松田元太くんらしくて好き。ガツガツ食べる姿のキャラがはまってる」
  • 「小栗旬さんの落ち着いたスタイリッシュな食べ方も好きだったけど、松田元太くんの若さあふれるがっつき感も新鮮でいいと思う」
  • 「『おははひふははい(おかわりください)』のシーン、声出して笑った。あの天然感が最高に松田元太くんっぽい」
  • 「食べてるシーンがリアルすぎて逆に臨場感があって好き。中華料理店の雰囲気も相まって、本当においしそうに見える」
  • 「どうせ食品CMって食べ方きれいに取り繕って撮るじゃんって思ってたけど、あのガツガツ感むしろ好感持てた。本当に好きなんだなって伝わる」
ウサギさん
「CMを見て実際に買いに行った」って声、食品CMとしては最高の結果だよね。不快だと言いながら「シュウマイが食べたくなった」が同時に起きてるなら、広告としての目的は達成してることになる。
カエルさん
「おははひふははい」シーンへの笑いの声、多いよね。松田さんの天然キャラとしての魅力が、CMの中でも自然に出てるのがファン以外にも好評な理由かも。

「咀嚼音ドアップ」演出の意図と、小栗旬から松田元太への世代交代戦略を考察する

「顔面ドアップ・咀嚼音リアル」演出は意図的なものか

このCMの演出で特に批判を集めているのが、シュウマイを頬張る松田さんの顔を大写しにし、モグモグとした咀嚼の様子をリアルに映すシーンです。このような演出が選ばれた背景として、味の素冷凍食品側が「本物の空気をそのまま切り取りたい」という方針を撮影前から明言していたことが挙げられます。

食品広告において「おいしそうに見える」演出には大きく二つのアプローチがあります。一つはスタイリッシュに盛り付け・照明・アングルで商品を美しく見せる手法、もう一つは「本当においしいから止まらない」というリアルな食べっぷりを見せる手法です。「ザ★」シリーズはブランド名からして「ガツンとうまい・食べ応え抜群」という男飯コンセプトを掲げており、後者の手法がブランドイメージと一致しています。

咀嚼音への批判については、近年「ミソフォニア(特定の音に対する過剰な反応)」の認知が広がり、食べる音を不快に感じる人の声が以前より可視化されているという時代背景があります。ただし同時に「ASMR(自律感覚絶頂反応)」として咀嚼音をあえて楽しむコンテンツが人気を集めている側面もあり、同じ音に「不快」と「心地よい」の真逆の反応が共存する現代のCM環境で、製作側がどちらに比重を置くかという選択の結果ともいえます。

小栗旬から松田元太への世代交代——約8年のブランドを引き継ぐ意味

「ザ★シュウマイ」のCMキャラクターは2017年から小栗旬さんが務め、「シュウマイのおじちゃん」として子どもにも印象が定着するほどのブランド力を持っていました。

その小栗さんから松田元太さんへの交代は単なるキャスト変更ではなく、ターゲット層の意図的な拡張と読めます。小栗さんが体現していたのは「働き盛りのサラリーマンが行列してでも食べたい本格の味」というコンセプト。30〜40代の男性を中心に、忙しい日常の中の至福の一食というイメージが定着していました。

一方で松田さんが設定されたのは「母親と同居する20代の長男」というポジションです。この設定の変化は、「ザ★」ブランドを単身男性向けから、より広い年齢層・家族世帯にも訴求しようとする狙いがあると考えられます。また松田さんのTravis Japanというグループ所属・アイドル的人気を活かすことで、これまで「ザ★シュウマイ」に縁が薄かった10〜20代女性層へのリーチも見込めます。

松田さん自身もこの商品を「ガチで、リアルガチで食べちゃっている」と語っており、撮影でのリアルな食べっぷりは演技だけでなく本人の好みとも合致していたようです。

松田元太さんのキャラクターとブランドの親和性

松田さんは1999年4月19日生まれの26歳(2026年3月時点)。Travis Japanの最年少メンバーとして「九九ニキ」「天然おバカキャラ」というキャラクターで広く認知され、2025年下半期の「ViVi国宝級イケメンランキング」NOW部門で1位を獲得するなど、若年層への訴求力は確かです。第28回日刊スポーツ・ドラマグランプリ春ドラマ助演男優賞(ドラマ「東京タワー」)という俳優実績も持ち、アイドル・俳優・バラエティタレントとして多面的な露出が広告価値をさらに高めています。

「完璧なかっこよさ」より「親しみやすい天然さ」というキャラクター像は、口の中がいっぱいで「おははひふははい」になってしまうという場面でむしろ輝くのであり、この役どころは松田さんが持つ素の魅力を最大限に引き出す設計になっているといえます。

「ザ★」ブランドの10周年と冷凍食品市場の競争環境

「ザ★」シリーズは2015年の「ザ★チャーハン」発売から2025年でちょうど10周年を迎えました。現在は「ザ★シュウマイ」「ザ★から揚げ」「ザ★ハンバーグ」とラインナップを拡大し、今年のテーマは「ザ★と白メシ」です。シュウマイと白メシ、チャーハンと白メシという組み合わせを軸に、食卓の主役として冷凍食品を訴求するブランド戦略は一貫しています。

冷凍食品市場では、ニチレイ「本格炒め炒飯」など各社がこだわりの本格路線を打ち出す中、「ザ★」は「ガツンとうまい男飯」という揺るぎない世界観を一貫して守ってきました。今回のCM刷新も、その世界観はそのままに、届ける相手の幅を広げようとする進化といえます。

まとめ:「不快な食べっぷり」が購買意欲に変わる逆説

ザ★シュウマイCM「母ちゃん、これ家でも食いてぇよ」篇への反応を整理すると、「咀嚼音が不快」「顔面ドアップが汚い」「小栗旬さんが良かった」という批判と、「食べたくなって買いに行った」「松田元太くんの天然感が好き」という支持が共存しています。

しかし改めて食品CMの目的を考えると、「CMを見てその商品が食べたくなること」が最大のゴールです。「不快だった」と言いながら「でもシュウマイが食べたくなった」という反応が実際に多数発生しているなら、このCMはその目的を達成しています。

咀嚼音への批判は時代のリテラシーの変化を反映していますが、「あのガツガツ食べてる映像、嫌いだったけどなんか頭に残って、結局買っちゃった」という流れこそが、食品CMが本当に狙っている着地点なのかもしれません。小栗旬さんから松田元太さんへのバトンは、8年間積み上げた「ザ★」の食欲をそそる世界観をそのままに、届ける世代を広げるための次の一手です。批判も話題も余すことなく飲み込んで「ザ★シュウマイ」という名前と食べたいという気持ちを残していくなら、それは確かに強いCMといえるでしょう。

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