日清焼そばU.F.O.の新CM「夜をブチ抜く大学生 篇」が「チカチカして目が痛い」「酔う」「頭痛がする」と話題です。高速で切り替わる映像と大音量のマキシマム ザ ホルモンが合わさった強烈な映像体験が身体的な不快感を引き起こしつつ、深夜の飯テロとしての破壊力は抜群という評価も上がっています。

「夜をブチ抜く大学生 篇」の概要——何が起きているのか

篇名 「夜をブチ抜く大学生 篇」(15秒・30秒)
放映開始 2026年3月11日〜
BGM マキシマム ザ ホルモン「ハングリー・プライド」
CM内容 深夜の大学生たちがU.F.O.を食べる様子を、高速カットで畳み掛ける映像構成
制作コンセプト 「もうふざけたCMは必要ない。ぶっ濃いソースが青春の疲れまでもブチ抜くことを証明する」
ホルモン起用の経緯 「ハングリー・プライド」はカップヌードル・カレーメシのCMにも起用された楽曲。UFO×ホルモンは2019年から継続するコラボ

「もうふざけたCMは必要ない」というコンセプトは、過去のホルモン起用時(輝夜月コラボや「マッスル ザ マヨ無双 篇」などのカオス路線)から一転したものです。深夜の大学生男女たちがひたすらU.F.O.を食べる映像にホルモンが鳴り響く構成は、説明を一切排して「ぶっ濃いソースが疲れをブチ抜く」という体感だけを30秒に凝縮しています。この「情報を絞ってインパクトだけを増幅する」という設計こそが、視聴者の身体的な反応を引き出している要因でもあります。

視聴者の賛否——高速カットが体を直撃する理由

否定的・批判的な意見

  • 「UFOのCMがすんごいチラチラする」「今のUFOのCM、目が回って見れなかった!びっくりした!これが老化か…」「UFOのCMのチカチカ感ウザすぎ、あれは具合悪くなる人もいるんじゃないの」——視覚的な不快感が身体的な症状(目の痛み・頭痛・めまい・吐き気)として現れるコメントが多数。「油断してる時に来るから1、2秒見てしまう。頭痛え」という表現が的確で、深夜の無防備な状態でこの映像を受け取る構造への指摘
  • 「なんか色々、人が切り替わっていくやつ。番組変えたわ」——回避行動に至っているケース。他のCMと異なり「内容がうざい」ではなく「見るだけで体が辛い」という映像自体への回避で、質的に異なる不快感
  • 「とても良いCMだけど、光てんかんにはキツいかもしれない。俺は光てんかんは持ってはないが光がキツい」——好意的に受け取りながらも光過敏性への懸念を指摘するコメント。日本民間放送連盟は「1秒間に3回以上の点滅は避ける」というガイドラインを設けており、このCMの高速カットが一部の視聴者にとって生理的な負荷をかけることは否定できない
  • 「高速でチカチカするのを見るのダメになったなあ老いか?UFOのCMすら一瞬持ってかれる」——加齢・体調によって感受性が変わることへの自覚も含んだコメント。若者向けCMとしての設計と、年齢を重ねた視聴者の身体的キャパシティのズレを示している

ウサギさん
「油断してる時に来る」って表現、深夜に布団でリラックスしてる状態でこの映像が来るから余計に衝撃が大きいんだよね。日中の覚醒状態で見るのとは全然違う体験になる。

カエルさん
光てんかんへの懸念は軽く扱えないポイントで、民放連のガイドラインが存在する中でこの演出を選んだのは、制作側がリスクと効果を天秤にかけた上での判断ということになる。

肯定的・好意的な意見

  • 「ホルモンを流すUFOのCMはズルいてぇ〜」「UFOのCMホルモンなのアツい」「UFOのCMマキホル最高なんよな」——マキシマム ザ ホルモンのファン層からの熱狂的な反応。UFO×ホルモンは2019年から続くコラボとして一種の「お約束」として機能しており、ファンにとっては毎回のお楽しみとして機能している
  • 「深夜のUFOのCM、いつ見ても深夜のカップ焼きそばの背徳感とワクワク思い出すんだよな」「この時間のUFOのCMはあかんよ…(お腹減る)」「夜十時前にカップ焼きそばのCMを流すとか正気か?食べたい」——深夜放映×食欲喚起というCMの設計意図がまさに効いている。不快感と食欲が同時に喚起されているコメントが多く、CMとして機能している証左
  • 「むちゃくちゃやってるように見えて絶妙なバランスの上に立ってるのも同じやね」「ホルモンが焼きそばを啜る画に合いすぎてヤバい」——混沌に見える演出が計算された設計であることを見抜いた視聴者の評価。バンドの世界観と食欲を刺激する映像の相乗効果を「絶妙」と評している

ウサギさん
「夜十時前にUFOのCM流すとか正気か?食べたい」って声、CM側にとっては最高の反応だよね。不快でも食べたいでも、どちらの反応でもU.F.O.が頭に浮かんでる。

カエルさん
ホルモン起用が何度も続くことで「U.F.O.×ホルモン」がブランドの記号になりつつあって、ファン層への直撃とSNS話題喚起を同時に設計しているのがわかるよね。

「スルメサイクル」——日清が明かしたCM戦略の全貌

日清食品は自社のCM戦略を「スルメサイクル」と呼んでいます。これは社内で公式に用いられているフレームワークで、「一度見ただけでは理解できないテレビCMは、ネットで再視聴される。そして『日清のCM面白い』とTwitterなどで拡散され、CMに盛り込んだ小ネタを分析するまとめサイトが作られていく。こうした話題に触れた人はマインドシェアが高まり、店頭で商品を選ぶ際に日清のブランドが自然と想起される」という仕組みです。

このCMを「チカチカして酔った」「頭痛がした」とSNSで投稿することは、スルメサイクルのサイバー戦フェーズを回す行為そのものです。批判も称賛も同じように「U.F.O.のCMを見た」という発話になり、UFOの認知を広げます。「なんか色々、人が切り替わっていくやつ」という的確な描写投稿ですら、CMを見ていない人にCMの内容を伝えるコンテンツとして機能しています。

また、あくまで高速カットは意識にのぼる形で視聴者を刺激するものですが、「油断している状態に強制的に注意を向けさせ、記憶の固着を促す」という心理的な設計の巧みさは共通しています。

日清のCM哲学——カップヌードルからU.F.O.まで続く「異常なインパクト」の系譜

日清食品のCMが「毎回異常なインパクト」を持ち続ける理由は、実は明確な哲学に基づいています。「カップヌードルの味はみんな知っているし、U.F.O.はお湯を捨てないといけないってこともみんな知っている」——定番商品の認知が十分に高まった段階では、商品説明ではなく「他社が真似できないインパクト」を提供することがCMの役割になるという考え方です。

カップヌードルではシュワルツェネッガー起用・宇宙設定・強風オールバックコラボ・8画面同時放映など、常識を外れたCMを連発してきました。U.F.O.では輝夜月コラボのカオス篇から始まり、今回の「72名が高速で食べ続ける」篇に至るまで、「話題になること」と「食欲を喚起すること」だけを最大化し、商品説明を一切しない」という清潔な割り切りが一貫しています。

まとめ——「チカチカして頭痛い」は狙い通りの反応かもしれない

日清焼そばU.F.O.のCMが「チカチカして頭痛い」「酔う」と言われるのは、高速カット×大音量×深夜の無防備な状態という三重の組み合わせが視聴者の感覚に強制的に入り込む構造を持っているためです。これは不快を目的にした設計ではなく、「一瞬でも見てしまう」「頭に残る」という記憶固着の効率を最大化した設計の結果です。

日清が公式に語る「スルメサイクル」戦略のもとでは、「チカチカして頭痛かった」というSNS投稿も、「ホルモンがアツすぎる」という投稿も、「深夜に食べたくなった」という投稿もすべて同じ効果を持ちます。すべてが「U.F.O.の話をする」という行為だからです。U.F.O.ブランドが28年ぶりに過去最高売上を更新したという事実は、このCM哲学の有効性を数字で証明しています。

ウサギさん
「チカチカして頭痛い」って投稿をSNSでしてる時点で、その人はスルメサイクルのサイバー戦を担わされてるんだよね。悔しいくらい巧みな設計。

カエルさん
「もうふざけたCMは必要ない」って宣言したのに、結果として一番話題になってるのが面白くて、「ふざけない」という姿勢自体が差別化になってるところが日清らしいよね。

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