セブンイレブンの「朝セブン最高篇」CMが「くだらない」「意味不明」「つまらない」と話題になっています。宇宙人設定で始まったシリーズが急にノリの軽い日常コントに変化したことへの違和感が蓄積しており、「ジョージアのCMの超絶劣化版」という声まで飛び出す事態になっています。

「なにがあるかな、セブンイレブン。」シリーズの全容と経緯

CMシリーズ名 「なにがあるかな、セブンイレブン。」
開始 2025年9月3日〜
現行篇 「朝セブン最高篇」(第7弾)/ 2026年3月3日〜
レギュラーキャスト 櫻井翔さん(宇宙人アルバイト役)・相葉雅紀さん(宇宙人アルバイト役)・天海祐希さん(店舗オーナー役)
ゲスト出演 エルフ荒川さん(朝のご常連のお客さま役)
シリーズ設定 宇宙人の2人がセブンイレブンでアルバイト。「朝セブン篇」でも宇宙人設定は継続中
公式コンセプト 「なにがあるかな、セブンイレブン。」——訪れるたびに発見がある場所
クリエイティブD 高崎卓馬氏(WRITING & DESIGN)

セブン‐イレブン・ジャパンの阿久津知洋社長は2025年9月の発表会で「いまセブンイレブンは決して順調とは言えない状況が続いている」と公式に認め、「優等生だけど面白くない、楽しさに欠けるというのがセブンイレブンの評価。国民的スターでありながら楽しさややんちゃさを持つ人材で風穴を開けたい」と起用の意図を語りました。つまりこのCMシリーズは、経営上の危機感を背景にした「楽しさの演出」を目的とした大型投資なのです。

CMへの批判の全体像——迷走・違和感・共感性羞恥

否定的・批判的な意見

  • CM全体の演出が「くだらない」「意味不明」「滑ってる」と感じられている
  • 「見てて恥ずかしい」「最近のセブンイレブンのCMって観てて恥ずかしくなるんだけどこの感覚ってなんなんだろう」という声が複数上がっており、UQ WiMAXや各種CMで指摘される共感性羞恥が確認できる
  • 「今のセブンイレブンのCMシリーズなんかモヤモヤするな、と思ってたけどわかった。ジョージアのCMの超絶劣化版なんだわ」——ジョージア「世界は誰かの仕事でできている」シリーズへの言及は示唆的
  • 宇宙人設定の消滅を指摘する声も多い。「嵐の宇宙人設定もいつのまにか無かった事になっている」「完全に宇宙人設定なくなっとるな、何だったんあの演出は」——
  • 「短期間での変貌ぶりが怖さを覚える。焦っていないか」「セブンイレブンでバイトするような気をCMが削ぐ」——企業の焦りが透けて見えるという批判も根強い


https://twitter.com/32kisu/status/2032387132548129251
https://twitter.com/seven_0110jp/status/2032251260641165390


https://twitter.com/agristation/status/2032033355315966121
https://twitter.com/Kz_2020210/status/2033148420479955337


https://twitter.com/seven_0110jp/status/2032603439046471838

ウサギさん
「ジョージアの劣化版」という指摘は本質を突いてて、ジョージアはコンセプトが明確で感情移入できるからこそ成立してるんだよね。似た構造でもコンセプトの精度が違うと「劣化版」に見えてしまう。

カエルさん
「宇宙人設定がなくなった」という誤認が広まってること自体、設定が視聴者に機能していないという証拠なんだよね。宇宙人だと意識させないなら何のための設定なのかという問い。

→ セブンイレブンのCMの宇宙人設定が意味不明×センスない×滑ってると話題

肯定的・好意的な意見

  • キャストへの個人的な好感は批判層・支持層を問わず非常に高い。「CMのストーリーは謎でも天海祐希さんのお顔が拝めるから黙らされる」という声に代表されるように、天海祐希さんのカリスマ的な存在感が不快感の盾になっている
  • エルフ荒川さんの登場については好意的な反応が多く、「荒川ちゃんのセブンイレブンのCM見ると元気出る」「セブンイレブンのCM、荒川ちゃんに何させんてんねん感がスゴイ」という声が並存している。「何させんてんねん」は批判ではなく「もっと活かせるはずなのに」という惜しさの表現
  • 「豪華すぎる!店内でいってらっしゃ〜いなんて言われたら朝からテンション上がる」——設定やストーリーを気にせずにキャストの魅力だけを享受している層も一定数存在する

https://twitter.com/green_tea_gt/status/2032615273703100465

ウサギさん
「天海さんのお顔で黙らされる」って表現が絶妙で、CMへの批判とキャストへの敬意が同時に存在しているんだよね。CMが嫌いなのに見てしまうという逆説。
カエルさん
「荒川ちゃんに何させんてんねん感がスゴイ」って、これはCMへの批判を含みながら荒川さんへの好感を示してるわけで、キャストの魅力がCMの粗をカバーしながら逆に「もったいなさ」という不満も生んでいるという二重構造が面白い。

「豪華キャストが台無し」——迷走を生んだセブンの企業戦略を考察する

このCMが「迷走」「方向性を見失ってる」と言われる根本的な理由を考えると、出発点にある逆説が見えてきます。セブンイレブン社長は「優等生だけど面白くない、楽しさに欠けるというのがセブンイレブンの評価」と認めた上で、このCMで「楽しさ」を演出しようとしました。しかしそもそも「楽しさ」とは命令されて演出できるものではありません。「楽しくなければならない」という制約から生まれたCMが、視聴者に「面白いでしょ感の押しつけ」として受け取られ、共感性羞恥を誘発している構造があります。

宇宙人設定についてはサントリーBOSSの「宇宙人ジョーンズ」との類似を指摘する声があり、「二番煎じ」という批判を招いています。BOSSは2006年から長年継続してきた蓄積があり、「宇宙人が地球の日常を観察する」という設定に説得力と世界観の深みがあります。セブンイレブンが同様のコンセプトを採用した場合、その説得力を積み上げるには相応の時間がかかるはずです。それを「朝セブン篇」のような日常コント路線に急展開させたことで、「やっぱり設定を維持できなかった」という印象を与えています。

「宣伝効果を感じられない」という批判はセブン側にとって最も重い評価です。「セブンイレブンで買う気がなくなる」という声が出ている段階では、広告として逆機能しているといわざるを得ません。ただし、CMの不評が拡散するたびに「セブンイレブン」という名前が話題になるという日清のスルメサイクル的な効果が働いている可能性も否定できず、「嫌いでも話題になる」という意味での認知向上は確かに発生しています。

エルフ荒川さんとは——「派手な金髪美女は誰?」という疑問への回答

公式サイトによればエルフ荒川さんの役柄は「朝のご常連のお客さま」。CMでは大きな声で「朝セブン最高〜!」と叫びギャルピースをするシーンで登場します。「派手な金髪の美女は誰?」「ギャルっぽいのが気持ち悪い」という声と、「荒川ちゃんが元気をくれる」という好意的な声が両方上がっています。

芸名 荒川(エルフ)
本名 荒川葉月(はづき)
生年月日 1996年8月30日(29歳)
出身地 大阪府
所属 吉本興業(お笑いコンビ「エルフ」のボケ担当)
芸風 ギャルキャラを全面に出した漫才。「みんな〜ハピネ〜ス!」「でぇ〜す!」が代名詞
受賞歴 女芸人No.1決定戦 THE W 2022年決勝進出・2023年準優勝・2024年決勝進出・2025年準優勝
CM役柄 「朝のご常連のお客さま」——キャラクターそのままのギャルピースが印象的

「セブンイレブンのCMのギャルっぽいのが気持ち悪い」という声は、エルフ荒川さんを知らない視聴者からのものと思われます。一方「荒川ちゃんに何させんてんねん感がスゴイ」という声はエルフのファン層からで、ギャル漫才のネタ作りも担当する実力派芸人が「元気よくギャルピースをするだけの役」に収まっていることへのもったいなさとして読み取れます。

荒川さん自身は天海祐希さんへの強い憧れをXで公言しており、「天下とった」「存在も何もかもすごかった、超一流の人ってすげえ」とポストするほどの思いの強さがあります。そのファンが念願の共演を果たしたという文脈も、このCMをめぐる話題のひとつになっています。

まとめ——豪華キャストと迷走する演出の断絶が生むモヤモヤの正体

セブンイレブン「朝セブン」CMへの批判の核心は、「つまらない・くだらない・滑ってる」という演出への不快感と、「豪華キャストが台無し」という惜しさが同時に発生しているという構造にあります。これはUQ WiMAXの「面白いでしょう感の押しつけ」に近い構造で、意図した楽しさが伝わらないときに生まれる共感性羞恥そのものです。

重要なのは、批判している視聴者の多くが「キャストは好き」と言っていることです。天海祐希さん・櫻井翔さん・相葉雅紀さん・エルフ荒川さんへの個人的な好感は高く、「豪華すぎるキャストで面白いCMを作れないのがもったいない」という惜しさが怒りに転化しています。

セブンイレブンは「優等生だけど面白くない」という自社分析に基づいてこのCMを作りましたが、結果として「豪華キャストを使っているのに面白くない」という批判を招きました。「楽しさを演出しなければならない」という命題から出発したCMが、その作為を見透かされることで逆に「つまらない」と感じさせてしまうという逆説は、ブランドのリポジショニングの難しさを体現しています。

→ セブンイレブンのCMの宇宙人設定が意味不明×センスない×滑ってると話題

ウサギさん
「楽しくない会社が楽しさを命令してCMを作る」って、そもそものアプローチが難しいよね。楽しいCMは「楽しさを演出しよう」ではなく、楽しいと感じることから自然と生まれるもので、そのズレが全部「滑ってる感」として出てしまってる。
カエルさん
宇宙人設定を維持しながら「朝セブン篇」に移行してるのに、視聴者に「設定が終わった」と思われてること自体が、コンセプトが視聴者に根付いていないことの証拠で、そこが一番の課題かもしれない。
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