NEXCO中日本の逆走防止のCMが話題
NEXCO中日本による逆走防止キャンペーン『無くそう逆走』のCMの最新版が放送中です。
『逆走対策2019「判断の瞬間」』篇
会社名 | NEXCO中日本 |
CM放送時期 | 2019年7月~ |
どう考えても怖すぎる、最新版CM
以前から有名なこちらのシリーズ。
2018年の事故ってるCMも怖かったけど、最新版はある意味更にパワーアップしてますw
テレビをなんとなく付けてて、CMをよく見てない視聴者の方でも『明らかにおかしい点』を感じてしまいそうな内容で、実際既に話題になってるようです。
今回は、こちらのCMへの反応や評判を、紹介&考察していきます!
『高速道路で逆走』という選択肢への違和感
逆走防止のCMへの違和感で指摘されてる主なポイントは、
- 『高速道路で逆走』
という父親の発想についてです。
逆走防止のCM、TLでヤベーみたいな意見を見ていてCM自体は見てなかったけど、TVで流れてて引いた。。。
どういう思考の人が戻って降りようって考え付くんだよ??こんなクソ下らんCM流すくらいなら逆走事故後の紙屑みたいな車の残骸の写真を並べる方がマシ。https://t.co/EpEaZmtdJk— 山本大介 (@b4rskbe5) 2019年8月10日
ネクスコ中日本のCM 無くそう逆走 かなり無理のあるCMやな。年齢的に次で降りようってなるやろ。家族がいる いないとか関係なく年齢的に逆走って発想にならないからな。
— てっちゃん (@Isecity) 2019年8月9日
逆走防止のCM、「出口過ぎちゃった!逆走して戻るか!?」て思考に一瞬でも行き着くことがそもそも恐怖なんだが 運転辞めてくれんか?
— なづ (@_13nz) 2019年8月9日
高速道路でインター降りられなかったからって、逆走してまでも戻ろうっていう発想がサッパリわからない。でもCMやるくらいだから、割と高確率で思って実行する人がいることに驚き桃ノ木
— ミュウ🐈 (@mew7jjXr) 2019年8月9日
なくそう逆走のCM見たけど、家族いないオレみたいな独り者だったら逆走してもええんか?ともとれる表現は不適切じゃないのかな。
降りるIC通り過ぎてしまったら次のICで折り返すことを大前提にしてCM作らないと大問題になるような。— じゃむ🌈 (@uncle_jam_mix) 2019年8月9日
NEXCO西日本のCMのお父さん、軽率に逆走とかバックとかの選択肢出てくるの異常だと思う🤣🤣🤣🤣
— 🦔はれかーてん🦔 (@nViWq6T80jWYvxr) 2019年8月9日
なくそう逆走のCM、意思ある逆走ならダメだけどまあまだ良いとして、意思のない逆走のほうが多いし怖いでしょ
— まりお (@mro_fp) 2019年8月9日
高速道路で降りたいインターを通り過ぎてしまい運転手が(逆走しようか?と考え込みルームミラーに映る家族を見て思いとどまるCMをながしているが、はッ❓❓❓である。普通の人が思うだろうか?思うとしたら完全にクレイジー🤪だ!!NEXCO中日本は勘違いしてる!
逆走はほぼSAで起こる!
バカにしてる!— ペーターα (@Uv5qVqn3lqLuqTQ) 2019年8月9日
いや、今CM
逆走して戻るかってなんやねん
そんな考えに一瞬でもなる地点で免許返上しろや
ガチでありえへんわ
— 氷月 (@jon09c21) 2019年8月9日
NEXCO東日本の逆走啓蒙CMサイコパス過ぎて世にも奇妙な物語
— King Galf@札幌ver (@daitou_sapporo) 2019年8月9日
#NEXCO中日本 の逆走のCMってなんかおかしくない?大抵は逆走に気づかないでしてるんであって、逆走して戻ろう!とか思うやつは免許とれんやろ。
— R🌶 (@rx_79_g) 2019年8月9日
このCMの違和感ハンパない!「守るべき家族が乗ってるから逆走はやめとこ」じゃねーよ!www#無くそう逆走 pic.twitter.com/rW78vCHHW6
— 金星 (@i_kinboshi) 2019年8月9日
ネクスコ中日本の逆走防止?のCM、絶対逆走しちゃう人ってあんな理由で逆走してないと思うし無意味感がすごい
— 兎梁 (@tobariw0410) 2019年8月9日
NEXCO中日本の無くそう逆走のCMをみて、いまそもそもの常識ってそんなことになってんだとおもって恐怖を覚えたお盆です
— tarbo (@tarbo) 2019年8月9日
高速で車の逆走止めてみたいなCMで、「降りる出口過ぎちゃった、バック…逆走で戻れるか…?」とかいう発想を全くしたことがないために、そんなやべえ考え方する人いるのかという驚きと恐怖がすごい
— ゆっさ⭕ゆさ (@fujitakayama) 2019年8月9日
久しぶりにテレビ見るとギョッとする
高速道路のCM、目的の出口を通り過ぎた運転手パパが内心で「やべっ!……逆走して下りちゃおうかな」と考えるも後部席に座ってる妻子を見てそんな危ないことはやめようと考えを改める、という内容。
え?何これ気持ち悪すぎる。そんなキチ野郎をなに美化してんの?— 雲井鼠 (@kumoinez) 2019年8月9日
高速道路逆走防止のCM。
降りるところ過ぎたからバックして戻るかぁ。逆走で戻るかぁ…
って発想が猟奇的過ぎ。— HA-to (@satohayatodayo) 2019年8月9日
NEXCO西日本のなくそう逆走のCM
「出口過ぎちゃった…逆走で戻るか?」ってやつ
バカすぎんか?
こんな考えで逆走してるやつおるわけないやろ!!!!!— もちお🐸 (@chinmaisan) 2019年8月8日
逆走防止のCM流れてるけど、高速道路で目的のICを過ぎちゃって逆走考える奴なんて、頭悪すぎる。
— け い さ ん (@69k3jbw) 2019年8月8日
「なくそう逆走」のCMはまじで意味がわからない。
「行き過ぎたから逆走しよう」という思考になってしまう時点で免許返しなさいって感じだし、後ろに乗っている妻子を見て「やめよう」と思い留まる。???いなかったらしてるの??あ、逆走しようと思うくらいだから行動にも起こしてしまうかもなのか— 🔥十三🔥 (@____1_3__) 2019年8月8日
ネクスコのCM
見てるといつも違和感がある
インター出口を通りすぎてしまった父親が
「次の出口まで走るか?いや、それとも逆走するか?」
と自問自答する
おかしくないですか?
高速道路で逆走が一つの手段として思い付くような人間はそもそもクルマを運転するべきじゃない pic.twitter.com/mYqUQDDPN5
— 🔃Please retweet🔃 (@saebryo) 2019年8月9日
実際の意見はこんな感じ。
- こんな発想になる人いない
- 逆走は論外
- 怖すぎ
- 意味不明
- そこ(逆走するかどうか)は迷うところじゃない
- 論点がずれてる
- 家族を車に乗せてるうんぬんよりもはるか以前の問題
- ドライバーの年代層がおかしい(老人じゃないの?)
と言った指摘が見られました。
もう一回見るために、思わずYouTubeにCMの動画を再度探しにいったくらいですw
ただ、これを見せるってことは、
『乗せてなかったら逆走するの?』
ってことにもなりますし・・・。
色んな意味で発想に恐ろしさを感じるCMという気がしました・・・。
『動機別の逆走発生状況』のデータを見れば、CMの内容にも納得かも
CMを見る限り、その前提条件や発想について突っ込みどころだらけな今回のCM。
ですが、高速道路での実際のデータを調査してみると、CMの内容があながち的外れではないこともわかりました。
以下詳しく見ていきます。
動機別の逆走発生状況
動機別の逆走事案発生件数の推移(ネクスコ東日本の公式HPより引用)
上記は、2017年度の高速道路での逆走事案の推移を動機別にグラフにしたものです。
これを見ると、全体の事故件数自体は減ってるものの、
- 認識なし→4割減
- 過失→2割減
- 故意→3割増
と、『故意の逆走による事故』だけが増加してることが見て取れます。
『故意の逆走』でもっとも多い理由
○逆走開始時の認識が故意 :道や行き先の間違いに気付いて戻ろうとした逆走が5割以上を占める。
○逆走開始時の認識が過失 :特段の背景が不明の逆走が約6割を占める。
逆走事案のデータ分析結果(国土交通省HP)
続いて、『逆走に至った要因』で最も多いものですが、認識が故意の場合は、『行き先の間違いに気づいて戻ろうとした逆走』というのが5割以上を占めてるそうです。
CMをなんとなく見てると、
- 『こんなドライバーいないから・・・』
ってなってしまうCMですが、実際の事故件数やその要因を見てみると、
『故意』の事故の中で最も多い要因である『間違いに気づいて戻る』をさせない
という意図をCMに込めたことが伺えます。
もちろん、こういう発想をする人の割合は極端に少ないでしょうが、実際にいるわけですからね。
ですが、そもそものCMの意図が、そういう『一部の非常識なドライバー』に対する注意喚起だと考えれば、このCMの内容にも納得が行く気がします。
年代別だと高齢者の事故が多いようです
ただ、『故意』の事故が増えてるとはいえ、年代別に見るとやはる高齢者が起こす事故件数が多いようです。
国土交通省による、平成23~28年のデータは上記。
75~79歳の事故が最も多いとされてます。
ただ、CMで高齢者の注意力の低下を予防するのは難しいので、『故意の人たち』に事故を起こさせないようにこういう内容のCMにしたと考えると合点がいきます。
高速バス、バックで逆走 京急、分岐点通過後30メートル戻る 木更津JCT https://t.co/zr20EKDPVi
— 共同通信公式 (@kyodo_official) 2019年6月19日
ちなみに、2019年6月には、木更津JCTで高速バスの逆走なんかも起きてます・・・。
一般車両のドライバーだけでなく、バスの運転手さんの中にもこういう発想をする人がいるっていうのは恐ろしいものを感じますね^^;
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まとめ
的外れなCMを放送するわけないって思ってたけど、実際に
『件数としてはレアなものの、実際の事故のデータに基づいたCM内容』
だったわけですね。
そもそもの対象が『このCMに非常識さを感じない、ごく一部のドライバー』なわけですから。
これからお盆休みで高速道路の利用が増えそうだけど、変な事故が怒らないことを祈るばかりです。
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