AC×日本盲導犬協会の最新CMが話題

ACジャパンが支援する『日本盲導犬協会』のCMの2020年度版のものが放送中です。

2020年度日本盲導犬協会CM

出演者
(盲導犬)
声優 佐々木蔵之介さん

実は好き嫌いが分かれてる日本盲導犬協会のCM

YouTube上にCMの公式動画は公開されてませんが、内容的には、

街中で飼い主と一緒に信号待ちをしてる盲導犬が突如振り返り、『盲導犬ってストレス多くて大変そう』っていう世間の間違った声に関西弁で反論する

というものになります。

前回の、斉藤和義さんの曲が使われてたCM(2019年度のCM)と同様、今回の2020年度版のCMも相当なインパクトを感じる内容になってますが、実際反響も大きく賛否がわかれており、実は一部、『CMが嫌い』『違和感がある』という声もあがってます。

今回は、こちらのCMへの反応や評判を、紹介&考察していきます!

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不快指数が高いとされてる2つのポイント

①犬の感情(『かわいそう』に対する反応)を決めつけて勝手に代弁させてる点
②関西弁の不自然さ

日本盲導犬協会のCMに違和感や嫌悪感を感じてる方が指摘されてるポイントを分析してみると、主に上記2点についてのものが多いようでした。

以下、順に詳しく見ていきます。

①犬の感情(『かわいそう』に対する反応)を決めつけて勝手に代弁させてる点について

CM中では

  • 『盲導犬ってたいへんそうだよね』
  • 『ストレス多そう』
  • 『かわいそう』

という街中での他人の声に反論する形で犬が喋ってますが、この反論自体が『人間主観』の決めつけであり盲導犬の本当の気持ちでは限らない点に違和感やモヤモヤを感じるというリアクションが散見されてます。

また、盲導犬に対する『かわいそう』という認識自体にも賛否があるようです。

ウサギさん
たしかに世間からの盲導犬に対する誤解はあるんだろうけど、もし犬が本当に言葉を話せたとして、こういうことを言うのかは疑問な部分もありますよね。
カエルさん
少なくとも、こんな呑気な感じのテンションではないような・・・。

人間側の解釈で、人間側に都合の良い意見を、さも『自分の意見』であるかのようにされてしまったことのほうがかわいそうな気がします・・・。

CMの意図(公式サイトより)

<CMに秘めた思い>
「盲導犬に対する何気ないひとことで、盲導犬ユーザーがつらく悲しい思いをしている」。
その実情を知っていただきたいと、この企画が立ち上がりました。
目の見えない人、見えにくい人が、盲導犬との出会いによって外へ出かけられるようになって、社会の中で活動をはじめた矢先、大切にしているパートナーを「かわいそう」と言われたら…どんな気持ちになるでしょうか?
「パートナーは自分の身体の一部」「家族でも友達でもない唯一無二の特別な存在」
盲導犬についてそう語る方もいらっしゃいます。普通のペットと同じように、飼い主であるユーザーに愛情いっぱい大切にされ、家族の一員として暮らしているのです。
それなのに…どうして誤解されてしまうのでしょうか。
メッセージを伝えるために、普段は温和な盲導犬があえて「吠えさせてもらう」という表現を使っています。強い言葉や主張を、柔らかくユーモラスな印象で皆様に見ていただき、親近感や興味を持っていただけるようにしたいと考えました。
CMの中で盲導犬は「うちら、いつも一緒におんのが幸せ思てんのに、そんなん言われたら相方(ユーザー)も悲しむわ。どうか、そんな目で見んといてや。ほんま、お願いしますわ」と語りかけます。
正しい理解が進むよう、協会も盲導犬や視覚障害について情報発信に力を入れていきたいとおもいます。
2020年度日本盲導犬協会CMに込めた思い| 日本盲導犬協会

ちなみに、日本盲導犬協会さんの公式サイトによると、今回のCMの制作意図は上記で、

盲導犬ユーザーさん(飼い主さん)が、盲導犬のことを『かわいそう』と言われ(そういう目で見られ)、傷つく機会を減らす目的

があることがわかります。

ウサギさん
この意図を見ると納得ですね。

たしかに自分が盲導犬を飼ってて、CM冒頭のような『かわいそう・・・』とか言われたらショックな気がします。

カエルさん
CMでの見せ方はインパクトもあるけど、『盲導犬視点』ではなく『飼い主視点』だったらもっと共感を得られたかもしれませんね。

ストレートに、自分の大事なパートナーを街中で『かわいそう』呼ばわりされて傷ついた、みたいな。

その制作意図を知ると、CMの効果を期待したいと思ってしまう内容であるだけど、今回のCMでイマイチ共感を得られてないのはなんとも残念です。

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②関西弁の不自然さについて

CMの盲導犬がなぜか関西弁で話し出すので、そこに対する違和感が指摘されてます。

ウサギさん
ちなみにこのCM、ラジオCMのほうでも流れてるそうです。

より『人間っぽい、言葉に慣れ親しんでる感』みたいなものを出すために関西弁っていう選択になったのかもしれませんね。

カエルさん
『動物が喋る』だけだと、他のCMとかでもたくさん採用されててインパクトが薄いですからね。

ただ、関西弁ネイティブじゃない佐々木蔵之介さんが声優さんとして起用されてるのはなんとも疑問です。

渋くて素敵な声ではあるんだけど、不思議な選択って感じがしますよね。

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声優さん情報

佐々木蔵之介さん

芸名 佐々木蔵之介(ささき くらのすけ)
本名 佐々木秀明(ささき ひであき)
生年月日 1968年2月4日
年齢 52歳
(2020年8月時点)
出身地 京都府京都市上京区
血液型 O型
身長/体重 182cm/―
職業 俳優
活動開始 1990年~
事務所 ケイファクトリー
公式SNS なし
(2020年8月時点)

ナレーションを担当されてる佐々木蔵之介さんは、

  • 『白い巨塔』
  • 『離婚弁護士』シリーズ
  • 『医龍』シリーズ

などで有名な俳優さんです。

大御所の人気俳優さんなので、ドラマや映画で役者さんとして活躍されてる印象が強いですが、

  • にんげんドキュメント
  • ナガセ君の小さな生きものたち
  • 空師
  • 銘酒誕生物語シリーズ
  • BS歴史館

と言った番組でのナレーションの担当実績も多数!

また、テレビCMでも、

  • 『リリィジュ』の2004年のCM
  • 今回と同じACジャパンの2011年のCM(『魔法使いの少年』篇)

などではナレーターさんとして声の出演をされてることでもお馴染みの方になります。

ウサギさん
俳優さんは声が良い方が多いので、ナレーションをやらせても上手ですよね。

佐々木蔵之介さんも、落ち着いた低い声が魅力の俳優さんなので、ナレーターとしての活躍実績が多いことにも納得です。

カエルさん
ただ、まさか『犬の声のアテレコ』で、関西弁を話す形でその声を耳にするとは思ってませんでしたw

声自体は聞き慣れてる方なのに、ボクも公式情報を見るまで佐々木蔵之介さんの声だってわかりませんでしたし・・・。

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まとめ

ウサギさん
内容には賛否ありますが、CMで伝えたい内容(盲導犬に対する偏見に対する主張)は世の中に広まってほしいものですね。
カエルさん
ボクは佐々木蔵之介さんの関西弁のインパクトが絶大な気がしました。

最初聞いたときは違和感も感じたけど、何度もCMを見てると妙にハマってくるものがあります^^

キンチョーのCMでの長澤まさみさんばりにお馴染みになってもおかしくないかも・・・♪

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最後までお読み頂きありがとうございました。

感想や、CMに対してのご意見等ありましたら、コメント欄からお願いします(^^)

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