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ストーリー仕立てのCMの謎に迫ります
- 『日本国内でのCM放送は、ストーリー仕立ての制作をしなければいけません。』
まるでこんな法律があるかのごとく、何かとストーリーやドラマ性を感じるCMで溢れてる昨今。
大手携帯会社のCMにとどまらず、
- ワンアップ(瑛太さんの保険のCM)
- 丸亀製麺
- トヨタの車(実写化ドラえもんやちびまる子ちゃん)
などでも、一見するとCMに見えないような内容のCMが放送されてるのが、むしろスタンダードになってますよね♪
ここに対して、『なぜ?』という疑問を問いかけたくなる視聴者の方も少なくないことでしょう。
今回は、『CMがストーリー仕立てな理由やその効果』について、当サイトなりの見解や考察を述べていきます☆
理由1:視聴者の感情を刺激したいから
おそらく最大の理由ははここでしょう。
人が物を買ったり行動を起こす際も
- 『論理では動かない。感情で動く』
などと言いますが、ストーリー仕立てにすることでCMを見た視聴者の
- 可愛い
- 面白い
- 気持ち悪い
- うるさい
- 興味深い
などの『感情』の起伏を強める効果が期待できます。
理由2:人はストーリーが好きだから
人間は基本的にストーリー性のあるものを好むと言われてます。
(もちろん例外的な方もたくさんいるでしょうがw)
多くの人がなぜドラマや映画やアニメを好むのかの理由もこれですね。
有村架純さんが可愛すぎるともっぱらの評判のWOWOWのCMなんかも顕著ですね♪
理由3:記憶に残りやすいから
例えばauの『ピタッと学割』。
このCMを見たことがあっても、サービス名称や料金を覚えてる人のほうが稀でしょう。
ですが、『桃太郎とかが出てきてCMやってるやつ』というのは、多くの人が記憶しそうですよね。
理由4:話題になりやすいから
目立つものは話題にもなりやすいです。
加えて、ツイッターなどのSNSやネットの掲示板などがこれだけ普及してる昨今なので、
- ○○シリーズのCM
- タレントの○○さんが出てるCM
っていう、目新しい要素のあるものは良くも悪くもすぐに拡散されます。
理由5:プラスイメージが商品や企業に連鎖する効果が期待できるから
- 今をときめく人気タレントさん
- かっこいい歌
などに乗せて、『CMのストーリー性の面白くて独特な感じ』を、宣伝したい商品や企業のイメージに乗っける効果も期待できます。
例えばソフトバンクの場合
- 人気タレントの上戸彩さんが出てて
- 犬がお父さん設定の面白い家族が出てきて
- 『ミステリートレイン』っていう、事件に見立てたシリーズでは、ヒカキンさんやゆりやんレトリィバァさんも登場して
って感じで、タレントさんやユニークな設定のイメージを、ソフトバンクのサービスのイメージに連鎖させる効果が期待できます。
本来は、商品やサービスの説明に重きを置いたCMを制作したいであろうメーカー側が、
- 『商品そのものは、どうでもいい』
とでも言わんばかりに、CM内で商品の説明を全然しないのは、そういうことなんですね。
これは、車のCMや化粧品のCMにも当てはまります。
車のCMの場合だと、燃費がどうとかデザインがどうとかって説明はせずに、
- 車の走ってる映像
- かっこいい外人とかモデルさんの映像
- オシャレな道路
- かっこいい洋楽などのBGM
だけを淡々と流してるものが多いし、化粧品のCMでも、商品説明よりも、それを使用した美人モデルさんを中心に撮影されてるものが主です。
これは、映像や歌、タレントさんのイメージを商品に対して抱いてほしくって行ってることと言えますね。
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まとめ
一見すると
- 『なんで商品の宣伝をダイレクトにしないの?』
って気がしますが、メーカー側としてもかなり試行錯誤して一番良い方法で訴求してることが見て取れますね。
(だって、実際に高い広告費を払ってるわけですしw)
ただ、ストーリー性のあるCMは、かなり好き嫌いが分かれるので
- ネタが滑ってる
- 見てて恥ずかしい
- うざい
等の指摘も少なくないです。
人によっては、小林製薬に代表されるような『直球』のCMを好む方もいることでしょう。
そういう視聴者にとっては『ストーリー仕立て』は逆効果でしょうが、そもそも万人受けするCMなんてないのも事実です。
我々視聴者は、エンターテイメント性の強くなってる現代のCMをもっと楽しんで鑑賞するべきなのかもしれませんね♪