カップヌードルナイスが太る理由｜脂質×糖質×炭水化物の一覧比較と考察

カロリー半分の『カップヌードルナイス』が話題

日清から、新しいカップヌードルが発売されて、CMでも話題になってますね。

商品の正式名称は、『カップヌードルナイス』。

岩橋良昌さんの独特な芸や、成宮しずくさんのかわいい京都弁が印象的なCMで、

●カロリー半分
●糖質も大幅カット

という謳い文句で、ダイエット効果も期待できそうなことが話題になってます。

今日はここについて、検証していきたいと思います。

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『脂質』『糖質』『炭水化物』の量を、一覧でオリジナルと比較

まずは、数字から分析してみましょう。

●カロリー
●脂質
●糖質
●炭水化物

の4項目を、従来のカップヌードルとカップヌードルナイスで比較してみます。

カップヌードルナイスの脂質、糖質、炭水化物の量

味	ポークしょうゆ	クリーミーシーフード	濃厚キムチ豚骨
カロリー	176kcal	176kcal	176kcal
脂質	6.5g	6.2g	6.9g
炭水化物	35.0g	35.1g	33.9g
糖質	18.8g	19.3g	17.2g

従来のカップヌードル

味	しょうゆ	シーフード	カレー
カロリー	353kcal	323kcal	422kcal
脂質	15.2g	11.2g	20.4g
炭水化物	43.4g	45.8g	50.6g
糖質	記載なし（28～32gと推定※）

見比べてみると、

●カロリー、糖質、脂質は大幅カット
●炭水化物も概ね2～3割カット

という感じで、普通のカップヌードルよりは、かなり太る要素がないことがわかりますね。

多くのダイエッターが気になるであろう『糖質』についても、4割カットとかなり優秀な数字だし、これは糖質制限中の人にとっては有り難いことでしょう。

ただ、カップヌードルナイスをダイエット食として使用すると、多くの人は間違いなく太るはずです。

以下、その理由を述べていきます。

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カップヌードルナイスでダイエット効果が期待できない理由

栄養学的な根拠で、大きなものをいくつか列挙します。

理由1：　栄養がないため

世の中には『太っていても栄養不足な人』がたくさんいるのをご存知でしょうか？

栄養素を燃やすには、野菜に含まれるビタミンB群のような他の栄養素が必要です。

●お菓子
●ファストフード
●スナック麺

のような、美味しくて手軽な食品ばかり食べてると、体が上手く脂肪を燃やせなくなるのはこのためですね。

理由2：　塩分は多めなため

●カロリー半分
●脂質50％オフ
●糖質40％オフ

ってのは確かに素晴らしく、普通のカップヌードルを食べるよりは太りにくくなります。

ですが実はカップヌードルナイス、塩分量に関しては、従来のカップヌードルと差がないです。

従来のカップヌードル
味	しょうゆ	シーフード	カレー
食塩相当量	4.9g	4.8g	4.4g
カップヌードルナイス
味	ポークしょうゆ	クリーミーシーフード	濃厚キムチ豚骨
食塩相当量	4.6g	4.7g	4.9g

表にするとこんな感じで、見ての通り、塩分量はほぼ同じような感じになってます。

『塩5g前後くらい、大したことないんじゃ・・・？』

って思うかもしれませんが、食塩の平均摂取量は

●成人男性で1日11.3グラム
●成人女性で1日9.6グラム

というデータがあります。

塩分を過剰摂取すると、体は水を溜め込み塩分濃度を下げようとして、『水太り』が起こってしまいます。

体型や健康が気になるなら、塩分の摂取は控えめにすべきですね。

理由3：　食品添加物によるリンの過剰摂取のため

カップヌードルには、食品添加物の『リン酸塩』が含まれます。

リン酸とリン酸ナトリウムを混ぜた物で、品質改良材、結着剤としてよく食品に使われ、多食となるおそれがあります。　肉製品の保水性をよくするためによく使用されます。多食すると、骨の形成異常や鉄分不足をおこすといわれています。
出典

リンには、『骨の石灰分をつくる』という重要な役割があるため、摂取量が少なすぎても良くないですが、多すぎると老化が促進され、

●『太りやすい体』

を作る原因になってしまいます。

これが慢性的だと、

●人より摂取カロリーは少ないのに、人より太りやすい

っていう、ダイエットをする上では最悪な体質になってしまいます＞＜

ダイエットのみならず、骨の形成異常など、健康面で悪影響があるのも好ましくないですね(´ｴ`;)

理由4：　消化が良く、すぐにお腹が空くため

これは、カップヌードルに限りませんが、麺類は消化が良いので、2～3時間もすれば小腹が空くことが多いですよね“(;´ω｀A)

食事の頻度や食欲の増加は、ダイエットのリバウンドを招くので、せっかく摂取カロリーを抑えても意味がありません。

『1食176kcal』って聞くと、

『1日3カップ食べても528kcalにしかならないじゃん！』

って気もしますが、『ダイエット食』を積極的に摂取するダイエットを行うなら、トータルの摂取カロリーが多少上がっても、

●赤肉
●ささみ
●玄米
●チーズ
●果物全般
●野菜全般

っていうような、健康的なダイエット食を食べるほうが、長期的に見て大きな効果が期待できることでしょう。

まとめ

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