タケモトピアノ CM

記事概要

企業名 タケモトピアノ
出演者 財津一郎さん
CM放送時期 1997年1月~
CMがずっと同じ理由 タケモトピアノの歴史の中で初めてヒットしたCMだったから
赤ちゃんが泣き止む効果で話題になったから
放送業界関係者からも重宝され、信頼関係を築いているから
スポンサーリンク

タケモトピアノのCMの謎に迫ります

時代の変化のスピードは年々加速する一方で、時代に左右されないものや変化しないものも存在します。

CM業界では、『タケモトピアノ』のCMは最たる例で、放送頻度こそ多くないものの、定期的に見かけるたびに、

  • 変わらないな~♪

って感じてしまう視聴者の方も少なくないことでしょう。

ただ、一方で、

  • 『このタケモトピアノのCM、いつからやってるの?』
  • 『なんで新しいCMにしないの?』

などの疑問が多いCMであるのも事実ですね。

今回はタケモトピアノのCMの放送開始時期や、ずっと同じCMな理由について紹介していきます☆

CMの放送開始時期について

現在のタケモトピアノのCMは、1997年1月に放送が始まりました。

公式動画がないので実際のCM動画は紹介できませんが、

  • 『♪ もっと、も~っと、タケモット~』の歌詞のやつ
  • 『♪ みんな、まぁるくタケモトピアノ~』の歌詞のやつ

の2パターンがあって、いずれも財津一郎さんと4人の女性が出演してるのが特徴です。

この19年の間に、テレビが「地デジ化」をした時でさえも、画面の横を拡げるという対応のみで、内容は変えずに放送。会長である竹本功一氏が「いけるところまで、今のCMでやります」とCMに社運を託した自信作。
ヤフーニュースより

途中、2011年には地デジ化への移行も経験。

このタイミングでは、テレビ画面の比率が16:9に変化しました。

従来のテレビ用のCMだとサイズが合わないわけですが、この時でさえ画面の黒い帯の部分の幅を調整し4:3から16:9にすることで対応し、CMを変えることはありませんでした。

ウサギさん
これは、現行のCMを守りたいよっぽどの理由がありそうですね。
カエルさん
なぜここまで頑なにCMを変えないのか、気になるところです・・・。
スポンサーリンク

タケモトピアノのCMが昔からずっと同じ理由はなぜ?

大手メディアの報道や、過去のテレビ番組での放送内容から、大きなところで3つの理由が指摘されてるのが見つかりました。

以下、順に紹介していきます。

理由1 タケモトピアノのCM史上、最初にヒットしたCMだったため

実は現行のCMの前(2000年8月以前)にも、いくつかのCMを放送してたというタケモトピアノ。

お馴染みの現在のCMの前にも6つのバージョンが放送されてたことがありますが、『成功』とは言い難い状態でした。

2000年8月1日から全国放送を開始し、今年で19年目を迎える超ロングランコンテンツとなっている。しかし、これ以前には、実は6本もの別CMを制作していたのだそうだが、思ったような広告効果を得られず、まさに社運を賭けたものとして誕生したのが、このCMなのだそうだ。
ヤフーニュースより

そんな中、『社運を賭けたCM』と言っても過言ではないくらいの気迫で打ち出したのが現行CM。

これがようやっとヒットし、CMでの影響をきっかけに『タケモトピアノ』の認知度が飛躍的にあがり、売上げアップにも大きく貢献しました。

ウサギさん
こんな歴史があったんですね。
カエルさん
こういう経緯を知ってCMを見てみると、また違った見え方がするかも・・・。

会社によって

  • 変える部分
  • 変えない部分

っていうのはあって良いと思うし、『現実にCMで効果が上がってる』っていうのは大きいですよね。

特に、CMでお馴染みの『歌』はヒットし、2003年には歌単独でCD化もされました☆

ウサギさん
これだけ歌やCMがヒットするっていうのは、タケモトピアノとしても想定外だったでしょうね。
カエルさん
そして、やっとの思いでヒットさせたCMを、うかつにチェンジするのも得策ではないと判断する気持ちもわかります♪
スポンサーリンク

理由2 『赤ちゃんが泣き止む』という新たな需要のため

おそらくこれが最も有名な理由でしょう。

『噂』の範疇を超えて、実際に多くの方が実感・経験した効果になります。

テレビやメディアで度々取り上げられることがある他、

  • 『ひよこクラブ』

のような有名雑誌でも特集が組まれたことがあるのもわかりますねw

ウサギさん
歌が終わった瞬間に再度泣き出すこともあるようですが、泣きやめさせたいときには非常に効果的でしょう。
カエルさん
赤ちゃんのいる家庭は、ぜひお試しを☆

なぜ赤ちゃんが泣き止むのか、正確な科学的根拠は明らかになってませんが、

  • 極端すぎないメロディライン(音が急に飛んだりしない)
  • 中音域

などが関係あると指摘されてます。

似たような話で、『モーツァルト効果』が有名ですが、タケモトピアノのCM曲もモーツァルト同様リラックスや安心感を与える効果があるってことなんですね^^

ウサギさん
これは放送開始時には狙ってなかった効果でしょう。
カエルさん
でも、ここまで効果があるって言われると、消費者のためにもずっと同じCMで通すっていう気持ちはわかる気がします。

理由3 業界からのイメージも浸透してしまったから

また、これだけ長い歴史を持つCMなので、スポンシー(タケモトピアノがスポンサーになる 番組や放送局)からの信頼も絶大になりました。

2016年の11月に放送された『マツコの知らない世界』でマツコさんが明かしたエピソードに

  • タケモトピアノは『CMが埋まらなかった時のスポンサーのお願い先』としても有名

というものがあります。

CMの競争が激しい昨今とは言っても、時間帯や番組によっては、スポンサーが埋まらない番組もあるらしいですからね。

これだけ長い間CMが放送されてて、気前よくスポンサーになってくれる(つまり広告費を払ってくれる)タケモトピアノは、業界においても重宝されてるらしいです。

番組放送直後には、タケモトピアノの大きさを称賛するような声も多々見られます。

ウサギさん
視聴者だけでなく、局や番組の関係者からも好評なCMなんですね。
カエルさん
そりゃCMを変えるわけにはいきませんわw

関連記事

まとめ

『高須クリニック』のように、CMのベースを同じくして、細かいところを変えてくるCMは他社でも多いけど、全く同じ映像をこれだけ長い間使ってるCMっていうのは、今後もタケモトピアノ以外に出てこないでしょうね。

ただ、今回紹介した3つの理由、全部納得がいくし、昔は6つのCMを失敗してたっていうところに、タケモトピアノの歴史や苦難を感じます。

『余ったCMのスポンサー枠を快く引き受けてくれる』っていうところにも交換が持てるし、このCMだけはずっと今のままであってほしいですね♪

ウサギさん
最後までお読みいただきありがとうございました。
カエルさん
感想や、CMに対してのご意見等ありましたら、コメント欄からお願いします☆
スポンサーリンク