1979年の倉田まり子さん『HOW! ワンダフル』から2025年の最新楽曲まで、45年間にわたってポッキーCMを彩ってきた名曲の数々。それらは単なるBGMではなく、時代の音楽シーンを牽引し、多くの人々の心に残る文化的アイコンとなってきました。
松田聖子さんの『風立ちぬ』『野ばらのエチュード』、DREAMS COME TRUEの『うれしい!たのしい!大好き!』、スピッツの『渚』など、ポッキーCMから生まれたヒット曲は数知れず。これらの楽曲選定の背景には、綿密なマーケティング戦略と音楽的センスが込められています。
本記事では、45年間で使用された32組のアーティストによる34曲の歴代ポッキーCMソングが、当時の音楽シーンに与えた影響と、視聴者の心に刻まれた印象について詳しく解説していきます。
目次
楽曲一覧
年代 | 楽曲名 | アーティスト | 特徴 |
---|---|---|---|
1979年 | HOW! ワンダフル | 倉田まり子 | CMソング戦略の出発点 |
1981年 | 風立ちぬ | 松田聖子 | アイドル楽曲の代表作 |
1982年 | 野ばらのエチュード | 松田聖子 | クラシック要素を取り入れた名曲 |
1985年 | もう逢えないかもしれない | 菊池桃子 | 切ない恋心を歌った代表曲 |
1987年 | 秋からも、そばにいて | 南野陽子 | 季節感あふれる楽曲 |
1989年 | うれしい!たのしい!大好き! | DREAMS COME TRUE | ドリカムの代表的名曲 |
1989年 | どうにかなるさ -Chasing My Dream- | 吉田栄作 | 前向きなメッセージソング |
1990年 | 道 | 森高千里 | 個性派アーティストの魅力 |
1990年 | この街 -HOME MIX- | 森高千里 | リミックス版での新たな魅力 |
1991年 | ぼくがつくった愛のうた〜いとしのEmily〜 | チューリップ | フォークロックの名曲 |
1992年 | 夏だね | TUBE | 夏の定番ソング |
1993年 | Replay | Mr.Children | ミスチル初期の代表曲 |
1993年 | HELLO, IT’S ME | L⇔R | ポップロックの傑作 |
1994年 | 風を感じたい | 石嶺聡子 | 沖縄出身シンガーの代表作 |
1996年 | 渚 | スピッツ | スピッツ最大のヒット曲 |
1997年 | かわいいひと | ウルフルズ | 関西弁ロックの代表作 |
1999年 | 友達の唄 | ゆず | ストリート系デュオの名曲 |
2000年 | time after time | EARTH | R&B調の楽曲 |
2000年 | YES! POCKY GIRLS | POCKY GIRLS | CM専用オリジナル楽曲 |
2003年 | 女神〜Mousseな優しさ〜 | Venus Mousse | 商品名を含む特別楽曲 |
2003年 | 歩行者優先 | ゆず | ゆず2度目の起用 |
2004年 | 忽忘草 | 柴咲コウ | 女優業と音楽活動の両立 |
2006年 | DANCE2 feat.ソイソース | ORANGE RANGE | 沖縄出身バンドの人気曲 |
2007年 | For today | 絢香 | シンガーソングライターの代表作 |
2008年 | おしゃれ番長 feat.ソイソース | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE2度目の起用 |
2009年 | じょいふる | いきものがかり | 国民的グループの初期ヒット |
2010年 | RYDEEN | YMO | テクノポップの歴史的名曲 |
2011年 | U can’t touch this | M.C.ハマー | 90年代ヒップホップの代表作 |
2015年 | Share The Love | THE Sharehappi from 三代目 J Soul Brothers | LDH系グループの楽曲 |
2021年 | マジェスティック | B’z | 日本ロック界の重鎮による楽曲 |
2022年 | iki | 永野亮 | 新世代シンガーソングライター |
2025年 | ハートにハート | アイナ・ジ・エンド | BiSHメンバーのソロ活動 |
2025年 | Backseat | [Alexandros] | 現代ロックシーンの代表バンド |
2025年 | tradition | CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN | 実験的音楽グループの挑戦 |
時系列で振り返るポッキーCMソングの歴史
創成期(1979年〜1980年代):アイドル楽曲の黄金時代
- 倉田まり子さんの『HOW! ワンダフル』でCMソング戦略が本格始動
- 松田聖子さんの『風立ちぬ』『野ばらのエチュード』でアイドル楽曲の頂点を築く
- 菊池桃子さん、南野陽子さんらの楽曲で80年代アイドル文化を牽引
- クラシック要素やポップス要素を巧みに取り入れた楽曲構成
- テレビ黄金時代における圧倒的な影響力を発揮
楽曲 | アーティスト | 当時の音楽的位置づけ | 社会的インパクト |
---|---|---|---|
HOW! ワンダフル | 倉田まり子 | CMソング戦略の先駆け | 商品と楽曲の連動効果を実証 |
風立ちぬ | 松田聖子 | アイドルポップスの代表作 | オリコン1位の大ヒット |
野ばらのエチュード | 松田聖子 | クラシック要素を含む革新的楽曲 | 音楽的な奥行きでファン層拡大 |
もう逢えないかもしれない | 菊池桃子 | 切ない恋愛バラードの傑作 | 青春の代名詞となる名曲 |
秋からも、そばにいて | 南野陽子 | 季節感を重視した楽曲 | ドラマタイアップとの相乗効果 |
この時代のポッキーCMソングはアイドル文化と密接に結びついていました。特に松田聖子さんの2曲は、ポッキーというお菓子を「憧れのアイテム」へと昇華させる役割を果たしました。
『風立ちぬ』は宮崎駿監督の同名作品(堀辰雄原作)と同じタイトルながら、全く異なる世界観でアイドルポップスの金字塔となりました。『野ばらのエチュード』はクラシック音楽の要素を取り入れた先進的な楽曲で、当時の音楽界に大きな影響を与えました。
菊池桃子さんの『もう逢えないかもしれない』は、80年代青春文化の象徴的楽曲として今なお愛され続けています。
J-POP黎明期(1989年〜1990年代前半):音楽革命の時代
- DREAMS COME TRUEの『うれしい!たのしい!大好き!』でJ-POP時代が本格開始
- 吉田栄作さん、森高千里さんの楽曲で個性派アーティストの魅力を発信
- チューリップ『ぼくがつくった愛のうた』でフォークロック復権を演出
- TUBEの『夏だね』でサマーソングの定番を確立
- Mr.Children、L⇔Rの起用でバンドサウンドの魅力を訴求
楽曲 | アーティスト | 当時の音楽的位置づけ | 社会的インパクト |
---|---|---|---|
うれしい!たのしい!大好き! | DREAMS COME TRUE | J-POP黎明期の代表的名曲 | 幸福感あふれる楽曲として大ブレイク |
どうにかなるさ -Chasing My Dream- | 吉田栄作 | 俳優の音楽活動として注目 | 前向きなメッセージで話題 |
道 | 森高千里 | 女性シンガーソングライターの傑作 | 独特な世界観で熱狂的ファンを獲得 |
この街 -HOME MIX- | 森高千里 | リミックス文化の先駆け | 原曲とは異なる魅力を提示 |
夏だね | TUBE | サマーソングの定番 | 夏のアンセムとして定着 |
Replay | Mr.Children | ミスチル初期の代表作 | 後のメガヒットへの足がかり |
HELLO, IT’S ME | L⇔R | ポップロックの完成形 | 洋楽的センスで注目 |
DREAMS COME TRUEの『うれしい!たのしい!大好き!』は、ポッキーCMソング史における最大の転換点でした。1989年11月22日にリリースされたこの楽曲は、ドリカムの代表曲として現在も愛され続けており、ライブでは必ず歌われる名曲となっています。
森高千里さんの『道』と『この街 -HOME MIX-』の起用は、同一アーティストの異なる楽曲を連続して使用するという画期的な試みでした。特に『この街 -HOME MIX-』は、リミックス文化の先駆けとして音楽業界に大きな影響を与えました。
Mr.Childrenの『Replay』起用は、後に日本を代表するロックバンドとなる彼らの初期の代表作として、現在も高く評価されています。
多様化の時代(1990年代後半〜2000年代前半):ジャンル横断の音楽戦略
- 石嶺聡子さんの『風を感じたい』で沖縄音楽の魅力を全国発信
- スピッツの『渚』でオルタナティブロックの頂点を演出
- ウルフルズの『かわいいひと』で関西弁ロックの可能性を拡張
- ゆずの『友達の唄』でストリート系音楽の魅力を訴求
- EARTHやPOCKY GIRLSでR&Bやオリジナル楽曲の実験
楽曲 | アーティスト | 当時の音楽的位置づけ | 社会的インパクト |
---|---|---|---|
風を感じたい | 石嶺聡子 | 沖縄音楽の本土進出の象徴 | 地域性豊かな音楽の全国的認知 |
渚 | スピッツ | 日本のオルタナティブロックの金字塔 | スピッツ最大のヒット曲として不動の地位 |
かわいいひと | ウルフルズ | 関西弁ロックの代表作 | 方言を活かした音楽の可能性を提示 |
友達の唄 | ゆず | ストリート系デュオの名刺代わり | 路上から生まれた音楽の力を証明 |
time after time | EARTH | R&B要素の強い楽曲 | 洋楽的アプローチで注目 |
YES! POCKY GIRLS | POCKY GIRLS | CM専用オリジナル楽曲 | 商品名を直接含む革新的試み |
この時代の最大の特徴は音楽ジャンルの多様化でした。スピッツの『渚』は、バンド史上最大のヒット曲となり、日本のオルタナティブロックシーンに決定的な影響を与えました。
ウルフルズの『かわいいひと』は、関西弁を活かしたロック楽曲として、地域性と音楽性を両立させた革新的な作品でした。関西弁の温かみとロックサウンドの組み合わせは、多くのリスナーに新鮮な驚きを与えました。
ゆずの『友達の唄』は、路上ライブから生まれた楽曲として、ストリート音楽の力を全国に知らしめました。
デジタル音楽時代(2000年代後半〜2010年代):テクノロジーと音楽の融合
- Venus Mousseの『女神〜Mousseな優しさ〜』で商品連動型楽曲の完成
- 柴咲コウさんの『忽忘草』で女優の音楽活動に注目
- ORANGE RANGEの2曲で沖縄音楽の進化形を提示
- 絢香さん、いきものがかりでシンガーソングライター文化の確立
- YMO『RYDEEN』、M.C.ハマーでレジェンド楽曲の復活
楽曲 | アーティスト | 当時の音楽的位置づけ | 社会的インパクト |
---|---|---|---|
女神〜Mousseな優しさ〜 | Venus Mousse | 商品名直結の専用楽曲 | マーケティングと音楽の高度な融合 |
歩行者優先 | ゆず | ゆず円熟期の代表作 | 社会的メッセージを含む楽曲として話題 |
忽忘草 | 柴咲コウ | 女優の本格的音楽活動 | マルチタレントの可能性を拡張 |
DANCE2 feat.ソイソース | ORANGE RANGE | 沖縄音楽の現代的進化 | 若者文化との連動で大ヒット |
For today | 絢香 | シンガーソングライターブームの象徴 | 等身大のメッセージで共感を獲得 |
おしゃれ番長 feat.ソイソース | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE人気絶頂期の楽曲 | ファッションと音楽の融合を表現 |
じょいふる | いきものがかり | 国民的グループ躍進の象徴 | 老若男女に愛される楽曲として定着 |
RYDEEN | YMO | テクノポップ史上最重要楽曲 | 音楽界のレジェンドによる話題性 |
U can’t touch this | M.C.ハマー | 90年代ヒップホップの金字塔 | 海外楽曲起用による国際性のアピール |
この時代の最大の特徴はデジタル配信時代への対応でした。特にORANGE RANGEの2曲『DANCE2 feat.ソイソース』『おしゃれ番長 feat.ソイソース』は、沖縄出身バンドの現代的サウンドとして大きな注目を集めました。
絢香さんの『For today』は、シンガーソングライターブームの象徴的楽曲として、多くの若者に影響を与えました。彼女の等身大のメッセージと透明感のある歌声は、当時のポッキーブランドイメージと完璧にマッチしていました。
いきものがかりの『じょいふる』は、グループの全国的ブレイクのきっかけとなった記念すべき楽曲です。老若男女に愛される親しみやすさで、ポッキーの国民的お菓子としてのイメージを強化しました。
YMOの『RYDEEN』起用は、音楽界のレジェンドとのコラボレーションとして話題となりました。1979年にリリースされたこの楽曲は、日本のテクノポップ史上最も重要な作品の一つであり、30年以上経った2010年にポッキーCMで復活したことで、改めてその普遍的な魅力が証明されました。
現代の多様性時代(2015年〜2025年):グローバル化と個性の共存
- 三代目 J Soul Brothersの『Share The Love』でLDH系音楽の影響力を実証
- B’zの『マジェスティック』で日本ロック界の重鎮との本格コラボ
- 永野亮さんの『iki』で新世代シンガーソングライターを発掘
- アイナ・ジ・エンドの『ハートにハート』でアイドル界の革新を表現
- [Alexandros]、CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUINで実験的音楽の可能性
楽曲 | アーティスト | 当時の音楽的位置づけ | 社会的インパクト |
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Share The Love | THE Sharehappi from 三代目 J Soul Brothers | LDH系グループ音楽の代表作 | ダンスブームとの連動で若者に浸透 |
マジェスティック | B’z | 日本ロック界最高峰バンドの楽曲 | 30年以上の歴史を持つバンドの貫禄 |
iki | 永野亮 | 新世代シンガーソングライターの代表 | SNS時代における音楽発信の新形態 |
ハートにハート | アイナ・ジ・エンド | BiSHメンバーのソロ活動として注目 | アイドル界の新潮流を代表 |
Backseat | [Alexandros] | 現代日本ロックシーンの最前線 | 洋楽的センスと日本語詞の絶妙な融合 |
tradition | CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN | 実験的音楽グループの挑戦 | 従来の音楽概念を覆す革新性 |
2021年のB’z『マジェスティック』起用は、日本のロック界における最重要バンドとの本格的なコラボレーションとして音楽業界に大きな衝撃を与えました。稲葉浩志さんの圧倒的な歌唱力と松本孝弘さんの卓越したギタープレイが、ポッキーブランドに新たな力強さを与えました。
永野亮さんの『iki』は、SNS世代の新しい音楽表現として注目を集めました。彼の楽曲は従来のJ-POPとは一線を画する独創性があり、若い世代のリスナーから絶大な支持を得ています。
2025年の3楽曲同時起用は、ポッキーCMソング史上最も野心的な試みです。アイナ・ジ・エンドさんの『ハートにハート』は、BiSHでの活動で培った表現力をソロ活動で開花させた代表作。[Alexandros]の『Backseat』は、現代日本ロックシーンの最前線を行くバンドの洗練されたサウンド。CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUINの『tradition』は、従来の音楽概念を覆す実験的アプローチとして話題となっています。
CMソング戦略の分析と評価
楽曲選定の戦略的視点
ポッキーのCMソング選定には、6つの戦略的視点が一貫して貫かれています。時代性の反映、アーティスト選定の巧妙さ、商品との親和性、話題性の創出、ターゲット層への適合性、そして音楽的完成度の高さです。
特に注目すべきは「時代の半歩先を行く」楽曲選定です。ドリカムの『うれしい!たのしい!大好き!』がJ-POP時代の幕開けを告げ、YMOの『RYDEEN』がレジェンド楽曲復活ブームを先取りしたように、常に音楽トレンドをリードしてきました。
音楽業界への影響力
ポッキーCMソングは音楽業界への影響力において、他の商業音楽を凌駕する存在です。特に新人アーティストの発掘においては、ゆず、絢香さん、永野亮さんなど、ポッキーCMをきっかけに全国的な知名度を獲得したアーティストが数多く存在します。
また、YMOやB’zのようなレジェンドアーティストとのコラボレーションにより、世代を超えた音楽の橋渡し役としても機能してきました。これにより、若い世代が名曲に触れる機会を創出し、音楽文化の継承にも貢献しています。
商品戦略との音楽的連動
ポッキーの商品戦略と楽曲選定の連動性は、マーケティング史上でも類を見ない完成度を誇ります。商品の持つ「甘さ」「楽しさ」「親しみやすさ」といった基本的イメージと、各楽曲が持つ情緒的な要素が絶妙にマッチしています。
ドリカムの『うれしい!たのしい!大好き!』は、ポッキーを食べる時の幸福感そのものを音楽で表現し、TUBEの『夏だね』は夏の特別な瞬間とポッキーを結びつけました。これらの楽曲選定により、商品体験が音楽体験と一体化するという、理想的なブランディングが実現されています。
→ 【保存版】ポッキーCM50年の歴史を完全網羅|歴代女優・俳優・出演者一覧
まとめ:ポッキーCMソング戦略の革新性
ポッキーのCMソング戦略が他社と決定的に異なるのは、音楽業界全体への貢献度です。単なる商品PRの枠を超え、日本の音楽文化そのものを豊かにしてきました。
倉田まり子さんの『HOW! ワンダフル』から始まった45年間の歩みは、日本のポップミュージック史の縮図でもあります。80年代のアイドルブーム、90年代のJ-POP黎明期、2000年代の多様化、そして現代のデジタル音楽時代まで、常に時代の最前線で音楽と商品の新しい関係性を模索してきました。
特に注目すべきは新人アーティストの発掘力です。ゆず、絢香さん、永野亮さんなど、ポッキーCMをきっかけに全国的な知名度を獲得したアーティストは数知れず。一方でYMO、B’zといったレジェンドアーティストとのコラボレーションにより、世代を超えた音楽の架け橋となってきました。
また、商品イメージと楽曲イメージの完璧な融合も特筆すべき点です。ドリカムの『うれしい!たのしい!大好き!』が示したように、楽曲そのものがポッキーを食べる時の幸福感を音楽で表現し、商品体験と音楽体験を一体化させることに成功しています。
2025年現在の3楽曲同時起用(アイナ・ジ・エンドさん『ハートにハート』、[Alexandros]『Backseat』、CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN『tradition』)は、多様化する現代の音楽シーンを反映した最新の戦略です。アイドル界の革新、現代ロックの最前線、実験的音楽への挑戦という3つの異なるアプローチで、新たな音楽文化の創造を目指しています。
45年間で築き上げられたポッキーCMソングの系譜は、日本の音楽マーケティング史において最も成功した事例として、今後も研究され続けることでしょう。音楽と商品が理想的な形で融合した時、それは単なるCMを超えて文化現象となり、人々の心に永続的な印象を残すのです。